2017年06月27日

認知症ふれあいカフェ開催

認知症カフェ」広がる、だれもが安心して暮らせるまちに

認知症の人と家族、専門家、地域住民が集い、お茶を飲みながらくつろぐ。そんな「認知症カフェ」という活動が徐々に広がってきなした。専門家から助言を受けたり、地域で交流を深めたりする場になっている。認知症は誰にとっても無縁ではない。正しい理解を広める役割も担っている。伊東市内でも市役所内喫茶かめあり、八幡野の「ふるさとカフェ」、訪問看護ステーション・ナースの森の「ふれあいカフェ」が定期的に開催されている。

6月22日午後、宇佐美にある訪問看護ステーション・ナースの森「ふれあいカフェ」を地域住民が次々と訪れ23名が集まった。飲み物お茶菓子代の200円を払い、コーヒーや紅茶などを味わいながら、おしゃべりを楽しむ。高齢期の食生活について看護師の話を聞いたり、豆知識講座があったりした。
 一見、普通の交流の場のようだが、実はもう一つの顔がある。認知症の人と家族を地域で支えるための「認知症カフェ」としての役割だ。

カフェのスタッフには、福祉の窓口である宇佐美地域包括支援センター、伊東市高齢者福祉課職員、看護師、ケアマネ、認知症キャラバンメイトなどの専門家が加わっている。必要に応じて相談に乗り、医療・介護への橋渡しをする。
参加した80代の女性は地域で何でも専門家に相談できる場所ができると安心するし、色々な人と交流ができ、「カフェは楽しくてほっとできる場」と笑う。
立ち上げに関わってきたナースの森の森敏さんは「誰もが気軽に参加できる、楽しいカフェ。しかし裏には専門家がおり、安心感がある。また地域で認知症を理解し、認知症になっても安心して暮らせる街にしたい」と話す。

 本人や家族の憩いの場、まだ医療機関にかかっていない人の早期受診・診断につなげる場、地域住民への啓発の場。様々な役割が期待されている。
「医者にかかるほどではないが相談したい、認知症予防に取り組みたい、という人にも気軽に参加してほしい、またカフェ開催日以外でも気軽に寄って下さい」と話す。

 カフェはまだ歴史が浅く、運営主体も内容もカフェにより千差万別だ。開催する日数も少ない。だがいずれも、認知症の人や家族を孤立させず、地域で支えることを目指している。
認知症ふれあいカフェ開催
認知症ふれあいカフェ開催



Posted by ナースの森  at 14:52 │Comments(0)

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